一般社団法人あびら観光協会

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7月13日(土)開催【あびらベジナビ 畑さんぽ ~メロン畑編~】アサヒメロンについて学びました

2024.07.16



 
皆さま、こんにちは!あびらグリーンツーリズム推進員の木下です。今年度も開催当日の撮影や告知、レポート記事などを担当します。そして、プログラムのナビゲーターを務めるのも引き続き「カオリン」こと河合さんです。どうぞよろしくお願いします!
 
今年度初めてとなるプログラムは、7月13日㈯に開催した「畑さんぽ〜メロン畑編〜」。今年度は正村さんの畑に伺い、アサヒメロンについて教えていただきました。
 

 
スタッフの紹介、正村さんの紹介、プログラムの流れをお伝えし、ここからは正村さんにバトンタッチして進めていきます。
 

 
正村さんは2017年に就農した「アサヒメロンブランド継承事業」の1期生で、道南の鹿部町出身。実家で商店を営まれていて「アサヒメロン」を取り扱っていたこともあり、聞き覚えがあったそう。関東に移住し。お子さんの誕生を機に長く続けられる仕事をしたいと考えていた際、就農フェアの開催を知り、訪れてみたところ、師匠となる髙橋さんと出会います。2015年に安平町に移住。就農研修を2年受けたあと晴れて就農となりました。現在、正村さんの畑には8本のビニールハウスがあり、奥さまと2人で栽培をされています。
 
アサヒメロンは道内で最も早く出荷されるメロン。5月初めから出荷が始まり、10月まで収穫が行われ、現在27の農家で栽培をされているそうです。
 

 
最初に案内していただいたのは、定植して10日ほど経ったハウス。定植してからいろいろな作業を行いますが、その1つが3本の芯から1本を取る「芯取り」という作業。伺った翌日にその作業を行う予定とのことで、まだ3本芯がある状態でした。
 

次は定植して約1か月のハウス。先ほどのハウスと比べると違いがよくわかりますね。1つのハウスに株が360あり、先ほどの2本になった芯(つる)が伸びて葉をつけています。1株で4つほど実がつくのですが、摘果し、2つまで減らします。だいたい1つのハウスで1400個ほどのメロンが収穫できるとのこと。ものすごい数ですね!
 

 

前職はWEBデザイナーをされていたそうで、自ら図面やイラスト入りのマニュアルを作成し、効率よく質のよいメロンが作れるようにとそのマニュアルに沿って今も栽培しているそう。
 
アサヒメロンは、現在「ルピアレッド」「ティアラ」「ティアラ28」「レッド113」の4品種を栽培。1度収穫を終えたあと、再び苗を植えて栽培をし、1つで2回収穫するハウスが2本あるとのことで、ハウスは8棟ですが、10棟分のメロンを栽培していることに。毎年栽培していると連作障害が起きることがあり、その場所は収穫後に緑肥を行ったり、病気に強い品種を栽培するなど工夫して栽培されています。
 

 
収穫間近のハウスはこんな感じ。ジャングルのように葉っぱで埋め尽くされています。メロンは地面に着くと痛んでしまったり、マルチが熱くなってしまうため、1つ1つお皿に乗せていきます。お皿の痕ができてしまうので、少し移動するなど細かな作業がたくさんあるんですね。
 

 
参加者からは、説明の合間や終了後に栽培方法などについて質問が多くありましたが、正村さんは丁寧にわかりやすく答えてくださっていました。
 

 
畑を案内していただいたあとはアサヒメロンの検査などを行う共撰場へ移動。正村さんは検査長も務められているので、出荷が終わった午後はここで検査を行っているそうです。それだけでなく、メロン箱のデザインやメロンに貼るシールのデザインにも携わられているとのこと。シールのデザイン案、50個以上も考えられたと聞いてびっくり!
 

 

 
そして、おまちかねのアサヒメロン試食タイム!甘さに驚きながら皆さん夢中で食べてくださっていました。最後に質問タイムやアンケートなどにご協力いただき、大人の方1人に1個ずつアサヒメロンをお渡ししてプログラムが終了。大変暑い中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
 
今年度の「畑さんぽ」はメロン編のみとなり、8月からは畑で作物を収穫する「ハーベストツアー」を実施。次回は8月17日(土)開催の「とうきび収穫」となります。ご興味のある方は「グリーンツーリズム」のページで随時告知を行っていきますのでぜひご覧ください。ご参加お待ちしております!