一般社団法人あびら観光協会

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9月29日(日)・10月6日(日)開催【あびらベジナビ ~そば打ち体験〜】そば哲遠浅店の店主にそば打ちを教わりました

2024.10.08


 
こんにちは!あびらグリーンツーリズム推進員の木下です。
9月29日(日)、10月6日(日)に「あびらベジナビ ~そば打ち体験〜」を開催しました。
 
今年も例年と同じく、そば哲遠浅店さんにご協力いただき、店主・松平さんからそば打ちを教わりました。人気店の店主直々に教えていただけるという大変貴重な機会ということで、大人気のプログラムです。今年もあっという間に定員となりました。申し込みできなかった方々、申し訳ございません。今回は急遽定員を増やし、各日5組 計10組の方にご参加いただきました。
 
両日ともほぼ同じ内容だったため、作業工程に合わせてご紹介します。昨年から松平さんにも同じ工程で同時にそばを作って、デモンストレーションをしていただいています。
 
 

 
まずはそばの実をそば粉にする工程から。
 
 

 
今回初めて、手で挽く石臼ではなく、電動で動く石臼を実際に動かし、その動き方やどのような状態で出てくるのかなどを見ていただきました。「これだけたくさんの実を挽いてもほんのわずかしか粉にならないんだ…」と驚いている方も!
 
体験では二八そばを5人分打っていただきます。まずはそば粉とつなぎ粉をふるいにかけていき、ゴミや虫などがないかをチェック。
 
 

 
そば粉は前日に挽いて準備していただいた新そばを使用。この工程からすでにそばのいい香りが漂います。
 
次はふるった粉に少しずつ水を加えていく「水入れ」という工程へ。この「水入れ」が美味しいそばができるかどうかの大事なポイント!その日の気温や湿度によって必要となる水の量が変わってしまうそう。
 

 
様子を見ながらまずは半分水を入れ、指を立ててお米を研ぐようにしっかり混ぜていくと、ホロホロの状態となっていきます。
 
 

 
そのホロホロを細かくし、均一の大きさになるように心がけながらまた少しずつ水を足していきます。この混ぜの工程でそばのツヤ・色・コシが決まるそうです。
 
しっかりと粉に水分が入り、大きなホロホロが多くなってきたら、今度は丸めて大きなかたまりを作ります。
 
 

 
松平さんが作られたかたまりを実際に触ってみて、その固さやツルツルな触り心地に、大人だけでなく子どもたちも驚いていました!練りながらかたまりにまとめていく作業は苦戦されている方が多かったですが、松平さんが各テーブルを回り、コツなどを教えてもらうとあっという間にスピードが速くなっていたように感じます。
 
今度はそのかたまりを手ひらの下を使って回しながら薄くしていきます。
 
 

 
ある程度薄くなったら麺棒を使ってさらに薄く伸ばします。均一の厚さにするのがとても難しく、苦戦されている方が多かったです。
 
松平さんがデモンストレーションで見せてくれた薄さのお手本を見比べつつ、「まだまだ分厚いな…」ともっと薄くしようと頑張って作業をされていました。
 

麺棒に触ったことがない方もいらっしゃいましたが、皆さん上手に使いこなしていらっしゃいました。毎年思いますが、本当に皆さん器用!不器用な私はうらやましいなと羨望の眼差しで見つめておりました…
 
薄くなった生地を四角い形にして半分に折り、打ち粉をかけつつ、さらに半分に折っていよいよそば切りへ!
 
 
 
 
そば切りで重要なのは、均一の太さにすること。できるだけ麺を細くしたいと慎重になってしまいがちですが、太いものと細いものが混在すると茹で時間に差が出てしまい、食感が悪くなってしまうそうです。
 
そして待ちに待った試食!自分で打ったそば、しかも打ち立てで香りも喉越しも最高な状態のものを食べることができるので、茹で上がりが待ちきれない様子でした!
 
 
  

 
この日、初めてそばを食べたというお子さんが「美味しかった!まだまだ食べたい!」と言ってもらえたのが嬉しかったです!
 
 

自分で打った初めてのそばが初めて食べるそばというのはいい経験になったことと思います。
 
初めてそば打ちをされる方も本当にお上手で、松平さんの実演を見てしっかり学びつつ、疑問に思ったことはしっかり確認するなど、真剣にそばと向き合っていらっしゃる方が多かったです。
 
最後に今日の作業を振り返ったあと、野菜のお土産をいただき、そば打ち体験終了です。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
 
そば哲遠浅店でも独自にそば打ち体験を行っているので、体験してみたいという方はお店までお問い合わせください。

そば哲遠浅店 ☎0145−22−3733